最近、身の回りの人が名言を連発しています。
僕は毒っぽい言葉が好きなので、日記では書けないような事が多いんですが、その中でも放送コードスレスレの名言をご紹介。
その1
『チャンババ君。この世界は根拠のない自信を持った人間が勝つのだよ。』
発言主はとある音楽関連の会社を取り仕切る立場のお方。
確かにそうよね。
鵜呑みにして、何でもかんでも無茶をすればいいという短絡的な解釈は避けなければならないけど、考えすぎて躊躇し好機を逃すことも避けたい。
思い立ったが吉日的な瞬発力を得るにはこの言葉が助けになります。
実は僕も10年ほど勤めた音楽学校を辞めてフリーになるとき、なにかやっていける根拠があったかというと、何もありませんでした。
周囲からは反対されましたが、今こうしてギターを弾いていられるのは「根拠のない自信」を信じた結果だったりします。
その2
『なんでもやる。いくらでもやる。若手を脱するとき、これ大事よ。』
これは音楽制作の現場から。
この「いくらでも」の解釈が微妙ですが…。
若手から中堅、ベテラン、大御所へと自然と肩書きみたいなものがミュージシャンには着いてきます。
この出世魚みたいな呼び方の境目の考え方が大事だということですね。
その肩書きを決めるのはあくまで周囲の評価。
これを自分で決めてしまう人が多いようです。
つまり、そろそろ中堅だからこの仕事はしない、とか、そろそろベテランだから報酬は最低これで、みたいなことを単純に年齢や経験値だけで考えだしたときにみなさん消えていくそうです。
仕事を発注する立場からの都合のいい言葉ともとれかねませんが、常識をもった方と信頼できる関係を築いているならば、この言葉は心に留めておかなければなりませんな。
1つ1つの仕事の報酬が、自分が身を置く業界全体の相場を決める事にもなるので、この言葉も鵜呑みにする事は危険です。
でも常識外の条件を発注する側、受ける側、常識内の発注を断る側も自然淘汰されていく世界だと、根拠のない自信でこの不況を乗り切ろうと思います。
さて、名言その2『なんでもやる』に従って、今日はとある商店街の道ばたでジャズのお仕事でした。
ジャズはほんと苦手だ…。
思うように弾けないんだよね〜。
気持ちの上下と指がバラバラになってしまう。
練習あるのみか。
行ってみると商店街のクリスマスコンサートという設定で、スタンダードナンバーでお客さんを集め、クリスマスソングで盛り上げると言う企画のようです。
さすが商店街、お客さんの流れをしっかりと掌握しております。
さらにこそくな事に、コンサートを最後まで聴いてくれてた子供にはお菓子を配布するという。
お菓子をエサにチャンババの変態ギターを聴かせるなんて、幼児虐待にならなかったか不安です(笑)
その道ばたの様子。
『いくらでもやる』本日のギャラ(嘘)